食べたいものが見つけられない私がスパサラを食べたくなった

優柔不断というよりは、
「今自分はこれを食べたいんだ」！と、わかることが少ないのですよ。

お腹がすいてコンビニやスーパーにいっても、結局食べたいものが見つからず、
なにも買えず、ため息まじりですごすごと帰ってくることがしばしばあります。

食べたいものが見つからないということの考察

食べたくないわけではなく、お腹はすいているのです。

ただ、今はっきりと「これが食べたいのか？」と考えると
「ちょっと違うんだよなー」と思考が停止し、そうやって迷っているうちに、
考えるのが面倒になってしまう。

そして買わずに帰る、もしくはお店を点々とはしごする。

好き嫌いがなく　なんでも食べるのが原因なのかも？

そう、好き嫌いがないことで反対に「とくにこれ！」というものがわからないのかも。
と思ったのでが、おそらく好き嫌いの類ではないのです。

「好きな食べもの」がわからないのではなく、「今！今日！これが食べたい！」というものを
見つけることができないのです。

ともかくそんなだから、
「今日のお昼は辛ラーメン食べたいから作るんだ」や、
「どうしても牡蠣が食べたくなったのですが一緒に行きませんか？」
と誘ってくれる人をとても尊敬しているし、憧れます。

そういう人に私はなりたい。

だってかっこいいじゃないですか！
自分の欲しているものがぴたりとわかり、即行動に移せる潔さ！

ふらっと入ったコンビニで、さっと見渡してさっと選べる人を見かけると、
「この人はなんてかっこいいんだ！」と尊敬の目を向けてしまう。

無我の状態で自分が欲しているものをスッと選べることが皆無の私は、
「この未熟者！」と自分で自分に活を入れてしまいます。

しかし今日の私は違うのです

ええ、そうなのです。
非常にめずらしく、彗星のごとく頭の中に出現したのは、
「スパゲッティサラダ」。通称「スパサラ」。

冷たいマヨネーズにキュウリとハム。薄切りの玉ねぎが入っていたらなおよし。
適度な酸味としょっぱさを想像するとキューンとする。

このチャンスを逃してなるものか

今すぐ帰って作りたい！
しかし、「スパサラが無性に食べくなったので退勤してもいいいですか？」は、
大人として、一会社員として、さすがに無謀すぎる。

会社の近くのいつものコンビニへ走るのじゃ！
胸を張って入る。いつもより歓迎されている気がする。

そう、だって今日の私は買うものが決まっているのです。
ウロウロしない。後から入ってきた人がどんどん買って出ていくのを横目に
焦ることもない。

無事にスパサラ購入。こうなったらパンも食べたい！
今の私ならパンを選ぶこともできそうだ！

パン屋へ出陣

反対側にあるパン屋へいざ。

まずい・・・どのパンが食べたいのかわからない・・・

チーズのってるの美味しそう、明太子フランスもいいなー、
パニーニかぁ、レーズンスティック練乳クリーム入りなんてのもある・・・

ぐぬ。

いやいや、まてまて。私は今スパサラを手にしているのだから、
スパサラに合うパンを考えるべきではないのだろうか？

マヨネーズ系は味が被るからなしだとして、なんだろう。
そもそも甘い系が食べたいのか、しょっぱい系が食べたいのか？

またもや頭の中がぐるぐるとしてくる・・・

さんざん迷ったあげく、次に入ってきた人が手に取ったものと同じものを買おうと誓う。

あんぱん。

・・・・・・。

あんぱんとスパサラは合うのか。

という問題はおいておかないとまだ思考の迷路に陥ってしまうので、
あんぱんを購入。

スパサラから始まった憧れの道。

まだまだ精進してまいります。